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HES1はグルココルチコイド受容体依存性遺伝子発現のマスター制御因子である

HES1 Is a Master Regulator of Glucocorticoid Receptor–Dependent Gene Expression

Research Article

Sci. Signal., 3 December 2013
Vol. 6, Issue 304, p. ra103
[DOI: 10.1126/scisignal.2004389]

Javier R. Revollo1,2, Robert H. Oakley1, Nick Z. Lu1,3, Mahita Kadmiel1, Maheer Gandhavadi1, and John A. Cidlowski1*

1 Laboratory of Signal Transduction, National Institute of Environmental Health Sciences, National Institutes of Health, Department of Health and Human Services, Research Triangle Park, NC 27709, USA.
2 Division of Genetic and Molecular Toxicology, National Center for Toxicological Research, U.S. Food and Drug Administration, Jefferson, AR 72079, USA.
3 Division of Allergy/Immunology, Department of Medicine, Feinberg School of Medicine, Northwestern University, Chicago, IL 60611, USA.

* Corresponding author. E-mail: cidlows1@niehs.nih.gov

要約:HES1(Hairy and enhancer of split-1)は、発生および器官形成の鍵となる制御因子である塩基性ヘリックス-ループ-ヘリックス転写因子である。しかしながら、出生後のHES1の役割はほとんど知られていない。生命に必須である主要ストレスホルモン、グルココルチコイドは数多くの恒常性維持過程を制御し、哺乳動物が生理学的難局に対処することを可能にする。グルココルチコイドの分子作用は、グルココルチコイド受容体依存性のゲノムのほぼ25%に及ぶ発現制御によって媒介される。本稿では、われわれは、細胞および個体がストレスに応答する能力を制御するHES1とグルココルチコイド受容体間のゲノムワイドな分子リンクを確立した。グルココルチコイドシグナル伝達は、迅速かつ頑強にHES1発現を抑制した。このグルココルチコイド依存性のHES1の抑制は、グルココルチコイド受容体がその多くの標的遺伝子を制御するのに必要であった。HES1を肝臓でコンディショナルノックアウトしたマウスは、拡張したグルココルチコイド受容体シグナル伝達プロファイルと代謝異常の表現型を示した。これらの結果は、HES1がマスター抑制因子として働き、その発現抑制が正常なグルココルチコイドシグナル伝達に必要であることを示した。

J. R. Revollo, R. H. Oakley, N. Z. Lu, M. Kadmiel, M. Gandhavadi, J. A. Cidlowski, HES1 Is a Master Regulator of Glucocorticoid Receptor–Dependent Gene Expression. Sci. Signal. 6, ra103 (2013).

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