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マイクロRNA miR-485は宿主とインフルエンザウイルスの転写物を標的にして抗ウイルス免疫を調節しウイルス複製を制限する

The microRNA miR-485 targets host and influenza virus transcripts to regulate antiviral immunity and restrict viral replication

Research Article

Sci. Signal. 08 Dec 2015:
Vol. 8, Issue 406, pp. ra126
DOI: 10.1126/scisignal.aab3183

Harshad Ingle1,*, Sushil Kumar1,*, Ashwin Ashok Raut2, Anamika Mishra2, Diwakar Dattatraya Kulkarni2, Takeshi Kameyama3, Akinori Takaoka3, Shizuo Akira4, and Himanshu Kumar1,4,†

1 Laboratory of Immunology, Department of Biological Sciences, Indian Institute of Science Education and Research, Bhopal 462066, India.
2 Pathogenomics Lab, OIE Reference Lab for Avian Influenza, ICAR-National Institute of High Security Animal Diseases, Bhopal 462022, India.
3 Division of Signaling in Cancer and Immunology, Institute for Genetic Medicine, Hokkaido University, Sapporo 060-0815, Japan.
4 Laboratory of Host Defense, WPI Immunology Frontier Research Centre, Osaka University, Osaka 565-0871, Japan.

†Corresponding author. E-mail: hkumar@iiserb.ac.in

* These authors contributed equally to this work.

要約  マイクロRNA(miRNA)は、遺伝子発現の動的な変化に関与する低分子非コードRNAであり、自然抗ウイルス応答を調節するものもある。レチノイン酸誘導遺伝子I(RIG-I)は、ウイルスRNAの細胞質センサーであり、RIG-Iの活性化は抗ウイルス免疫応答を誘導する。われわれは、宿主のmiR-485が、ウイルス感染に応答して産生され、RIG-I mRNAを分解の標的にすることによって、抗ウイルス応答を抑制し、ウイルス複製を促進することを見出した。したがって、哺乳類細胞において、mir-485の発現を阻害すると、ニューカッスル病ウイルス(NDV)およびインフルエンザウイルスH5N1株の複製が著しく低下した。予想外なことに、miR-485は、配列特異的な形でH5N1遺伝子PB1(ウイルス複製に必要なRNAポリメラーゼをコードする)にも結合し、それによってH5N1ウイルスの複製を阻害した。さらに、miR-485は二重特異性を示し、H5N1ウイルスの存在量が低い細胞ではRIG-Iを標的とし、H5N1ウイルスの量が増加した細胞ではPB1を標的とした。これらの結果からは、抗ウイルスシグナル伝達の偽活性化の阻止と、インフルエンザウイルス感染の制限という、miR-485の二重の役割が明らかにされている。

Citation: H. Ingle, S. Kumar, A. A. Raut, A. Mishra, D. D. Kulkarni, T. Kameyama, A. Takaoka, S. Akira, H. Kumar, The microRNA miR-485 targets host and influenza virus transcripts to regulate antiviral immunity and restrict viral replication. Sci. Signal. 8, ra126 (2015).

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