• ホーム
  • センサードメインの細胞内腔はTRPA1チャネルのアロステリックゲート開閉を制御する

センサードメインの細胞内腔はTRPA1チャネルのアロステリックゲート開閉を制御する

Intracellular cavity of sensor domain controls allosteric gating of TRPA1 channel

Research Article

Sci. Signal. 23 Jan 2018:
Vol. 11, Issue 514, eaan8621
DOI: 10.1126/scisignal.aan8621

Lucie Zimova1,*, Viktor Sinica1,*, Anna Kadkova1, Lenka Vyklicka1, Vlastimil Zima2, Ivan Barvik2, and Viktorie Vlachova1,†

1 Department of Cellular Neurophysiology, Institute of Physiology Czech Academy of Sciences, 14220 Prague, Czech Republic.
2 Division of Biomolecular Physics, Institute of Physics, Faculty of Mathematics and Physics, Charles University, 12116 Prague, Czech Republic.

† Corresponding author. Email: viktorie.vlachova@fgu.cas.cz

* These authors contributed equally to this work.

要約

一過性受容体電位アンキリン1(TRPA1)は、ヒトに痛みを生じさせるさまざまな鋭く刺激性の化合物により活性化される温度感受性イオンチャネルである。その活性化は、求電子アゴニストが細胞質ドメイン内の相互作用を誘発し、S1-S4センサードメイン下部の下に密に詰め込まれた細胞内膜近位領域により形成される統合された連結部を介してチャネル孔を開くアロステリック機構に関与する。本研究は、チャネルのこの部分が、チャネルゲート開閉時の溶媒和変化を受ける水利用可能腔を形成する残基を含みうることを示唆する。われわれは、TRPA1チャネルの求電子性、電位、およびカルシウム感受性の重要な決定因子である、センサードメインの推定下部クレバスに面した保存された極性残基を同定した。センサーのこの部分はまた、膜のホスホイノシチドに結合可能なドメインを構成する可能性があり、これを介して、チャネルのゲート開閉が状態依存的に調節される。

Citation: L. Zimova, V. Sinica, A. Kadkova, L. Vyklicka, V. Zima, I. Barvik, V. Vlachova, Intracellular cavity of sensor domain controls allosteric gating of TRPA1 channel. Sci. Signal. 11, eaan8621 (2018).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signaling オリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る

2018年1月23日号

Editor's Choice

脂質生合成に必要なイントロンのスプライシング

Research Article

センサードメインの細胞内腔はTRPA1チャネルのアロステリックゲート開閉を制御する

グアナベンズはGADD34/PP1c複合体によるeIF2α脱リン酸化とは独立した経路を介してTLR9シグナル伝達を阻害する

甲状腺刺激ホルモン受容体特異的抗体による偏向性シグナル伝達が自己免疫における甲状腺細胞の生存を決定する

最新のResearch Article記事

2018年5月1日号

核内PTENはマイクロRNAレギュロンの成熟を促進し、敗血症のMyD88依存的感受性を制限する

VEGF-ニューロピリン-2シグナル伝達はRac GAP β2-キメリンのTAZ媒介性抑制によって乳がん細胞における幹様形質を促進する

IKKαとLC3の相互作用がTLR9含有LAPosomeを介してI型インターフェロン産生を促進する

モノラウリン酸グリセロールはLATとSLP-76ミクロクラスターとの結合を遮断することにより糸状仮足の形成を誘導する

2018年4月24日号

マイトファジーはパーキン依存性UCP1非依存性の機構を介してベージュ脂肪細胞維持を制御する