• ホーム
  • 心臓線維芽細胞におけるNF-κBの活性化は圧力過負荷心臓における炎症性Ly6Chi単球の動員をもたらす

心臓線維芽細胞におけるNF-κBの活性化は圧力過負荷心臓における炎症性Ly6Chi単球の動員をもたらす

NF-κB activation in cardiac fibroblasts results in the recruitment of inflammatory Ly6Chi monocytes in pressure-overloaded hearts

Research Article

SCIENCE SIGNALING
12 Oct 2021 Vol 14, Issue 704
DOI: 10.1126/scisignal.abe49324

Hajime Abe1,†, Yohei Tanada1,†, Shigemiki Omiya1, Mihai-Nicolae Podaru1, Tomokazu Murakawa1, Jumpei Ito1, Ajay M. Shah1, Simon J. Conway2, Masahiro Ono3, Kinya Otsu1,4,*

  1. 1 The School of Cardiovascular Medicine and Sciences, King's College London British Heart Foundation Centre of Excellence, London SE5 9NU, UK.
  2. 2 Herman B. Wells Center for Pediatric Research, Department of Pediatrics, Indiana University School of Medicine, Indianapolis, IN 46202, USA.
  3. 3 Department of Life Sciences, Imperial College London, London SW7 2AZ, UK.
  4. 4 National Cerebral and Cardiovascular Center, 6-1 Kishibe-Shimmachi, Suita, Osaka 564-8565, Japan.

* Corresponding author. Email: kinya.otsu@kcl.ac.uk

† These authors contributed equally to this work.

要約

心不全は主要な公衆衛生上の問題であり、炎症はその病因に関与している。炎症性Ly6Chi単球は、圧力過負荷後にマウスの心臓に蓄積し、心臓に弊害をもたらす。しかしながら、炎症性細胞の動員を駆動する細胞の種類は不明である。ここでは、マウスの心臓線維芽細胞の異なるサブセットが圧力過負荷により活性化され、Ly6Chi単球を心臓に動員することを示した。単一細胞シーケンス分析により、心臓線維芽細胞のサブセットが、転写因子NF-κBにより転写的に活性化される遺伝子、およびLy6Chi単球動員の主要因子をコードするC-Cモチーフケモカインリガンド2(Ccl2)mRNAを高度に発現することがわかった。活性化された心臓線維芽細胞におけるNF-κB活性化因子IKKβの欠失は、Ly6Chi単球動員を弱め、圧力過負荷にさらされたマウスの心機能を維持した。擬似時系列解析は、静止線維芽細胞から炎症性線維芽細胞および筋線維芽細胞への2つの単一分岐軌道を示した。われわれの結果は、心不全を治療するために治療的に標的とされうる心臓の炎症と線維芽細胞を介した炎症応答の基となる機構への洞察を提供する。

Citation: H. Abe, Y. Tanada, S. Omiya, M.-N. Podaru, T. Murakawa, J. Ito, A. M. Shah, S. J. Conway, M. Ono, K. Otsu, NF-κB activation in cardiac fibroblasts results in the recruitment of inflammatory Ly6Chi monocytes in pressure-overloaded hearts. Sci. Signal. 14, eabe4932 (2021).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signaling オリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る

2021年10月12日号

Editor's Choice

アレスチンへの持続的バイアス

Research Article

抑制性受容体CD200Rによるシグナル伝達はI型インターフェロンによって切り替わる

心臓線維芽細胞におけるNF-κBの活性化は圧力過負荷心臓における炎症性Ly6Chi単球の動員をもたらす

最新のResearch Article記事

2021年10月12日号

抑制性受容体CD200Rによるシグナル伝達はI型インターフェロンによって切り替わる

心臓線維芽細胞におけるNF-κBの活性化は圧力過負荷心臓における炎症性Ly6Chi単球の動員をもたらす

2021年10月5日号

cAMP生成の空間バイアスがPTH 1型受容体活性化に対する生物学的応答を決定する

T細胞の4つのPGE2受容体の個別および共通のシグナル伝達ネットワークを、システムズ・アプローチから解明

2021年9月28日号

SIRPαはSHP-2を隔離してIL-4およびIL-13のシグナル伝達とマクロファージのオルタナティブ活性化を促進する