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ニューロリギンが症候性自閉症と非症候性自閉症の分子リンクをもたらす

Neuroligins Provide Molecular Links Between Syndromic and Nonsyndromic Autism

Reviews

Sci. Signal., 9 July 2013
Vol. 6, Issue 283, p. re4
[DOI: 10.1126/scisignal.2004102]

Sandeep K. Singh1 and Cagla Eroglu1,2*

1 Department of Cell Biology, Duke University Medical Center, Durham, NC 27710, USA.
2 Department of Neurobiology, Duke University Medical Center, Durham, NC 27710, USA.

* Corresponding author. E-mail: cagla.eroglu@dm.duke.edu

要約:自閉症はよくみられる遺伝性精神神経疾患で、症候性と非症候性の2種類に分類される。症候性自閉症は、他の神経学的疾患または症候群に関連する。症候性自閉症と非症候性自閉症の遺伝子間の分子的および機能的なリンクは欠けていたが、非症候性自閉症に関連する経シナプス接着分子ニューロリギンの役割の解明を目的とした研究によってようやく、重要な関連が明らかとなった。今回われわれは、これらの研究のデータを、中枢神経系におけるシナプス結合性の制御にニューロリギンが機能する仕組みと、ニューロリギンの機能障害が自閉症の病態生理に関与する仕組みのモデルに組み込む。シナプスでのニューロリギンとその他の自閉症関連タンパク質との複雑な機能的相互作用を解明することが、自閉症の病理の理解に不可欠である。この理解によって、われわれは自閉症に対する治療方法の開発に一歩近づく可能性がある。

S. K. Singh, C. Eroglu, Neuroligins Provide Molecular Links Between Syndromic and Nonsyndromic Autism. Sci. Signal. 6, re4 (2013).

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