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オピオイド受容体の偏向リガンド:現状と将来の方向性

Biased ligands at opioid receptors: Current status and future directions

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Science Signaling 06 Apr 2021:
Vol. 14, Issue 677, eaav0320
DOI: 10.1126/scisignal.aav0320

Tao Che1*†, Hemlata Dwivedi-Agnihotri2, Arun K. Shukla2, and Bryan L. Roth1,3,4*

  1. 1 Department of Pharmacology, University of North Carolina at Chapel Hill School of Medicine, Chapel Hill, NC 27599, USA.
  2. 2 Department of Biological Sciences and Bioengineering, Indian Institute of Technology, Kanpur 208016, India.
  3. 3 National Institute of Mental Health Psychoactive Drug Screening Program, School of Medicine, University of North Carolina at Chapel Hill School of Medicine, Chapel Hill, NC 27599, USA.
  4. 4 Division of Chemical Biology and Medicinal Chemistry, Eshelman School of Pharmacy, University of North Carolina at Chapel Hill, Chapel Hill, NC 27599, USA.

* Corresponding author. Email: taoche@wustl.edu (T.C.); bryan_roth@med.unc.edu (B.L.R.)

† Present address: Center for Clinical Pharmacology, Department of Anesthesiology, Washington University in St. Louis School of Medicine, St. Louis, MO 63110, USA.

オピオイド危機は主要な世界全体の公衆衛生上の危機であり、より安全でより効果的なオピオイドの探索を加速させている。過去数年にわたって、選択的な機能的応答を誘発することができる偏向オピオイドリガンドの同定は、現在のオピオイド薬の副作用のない新しい治療法を開発するための代替手段を提供してきた。しかしながら、偏向アゴニズムまたは部分的アゴニズム(または低い有効性)などの他の薬理学的特性が治療効果を説明するかどうかは疑問が残る。ここでは、µ-およびκ-オピオイド受容体を標的とする偏向オピオイドリガンドの現状の要約を提供し、これらリガンドのいくつかの前臨床および臨床試験の進捗に焦点を当てる。また、µ-オピオイド受容体における構造に基づく偏向リガンドの発見例についても議論する。これは、オピオイドや他の受容体での創薬に革命をもたらす可能性のあるアプローチである。最後に、この重要な研究分野に関する警告と今後の方向性について簡単に議論する。

Citation: T. Che, H. Dwivedi-Agnihotri, A. K. Shukla, B. L. Roth, Biased ligands at opioid receptors: Current status and future directions. Sci. Signal. 14, eaav0320 (2021).

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