記事ID ： 40328

癌研究や多発性硬化症で標的化されているインターフェロンβを阻害/遮断 NeutraKine® IFN beta 中和抗体

メーカー名：Proteintech Group, Inc.

NeutraKine® IFN beta 中和抗体（NeutraKine® anti IFN beta neutralization/neutralizing antibody）は、IFN beta（Interferon beta/Interferon β）タンパク質の中和試験（Neutralization test）に適用可能なマウスモノクローナル中和抗体です。

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背景

IFN betaとは?

インターフェロンβ（Interferon beta、IFN-β）は、生物学的および化学的刺激に応答して、免疫系で自然に産生されるサイトカインです。インターフェロンβ（IFN-β）は、I型IFN受容体（IFNAR1およびIFNAR2鎖からなるヘテロ二量体）に結合することによって、シグナルを伝達し、古典的なJAK/STAT経路および他の経路を介して、多数の遺伝子の発現を調節します［PMID: 27572132 外部リンク］。インターフェロンβ（IFN-β）は、複数の臨床試験で多発性硬化症に有効であることが示されています［PMID: 9748010 ］。また、インターフェロンβの遺伝子療法は、癌患者の臨床使用に広く利用できるようになると予想され、この新しい戦略は、分子標的療法に拡大されるか、または細胞療法や他の治療と併用される可能性について言及されています［PMID: 15546502 外部リンク］。本抗体（69013-1-IG）は、IFNβタンパクを遮断/中和するために用いられます。

■ Proteintech Group（プロテインテック）とは?

Proteintech Group, Inc.（プロテインテック）社は、2001年に設立された抗体製造メーカーです。現在までに、米国本社の他、英国、中国、ドイツ、フランス、シンガポール等で支社を展開し、各国で様々なマーカー抗体、タンパク質研究用試薬を供給しています。国内におけるテクニカルサポート等は、2016年より株式会社プロテインテック・ジャパン（www.ptglab.co.jp 外部リンク）が担当しています。

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プロテインテックは「世界で評価されている抗体サプライヤー」

プロテインテックは、引用数ランキング付き抗体検索サイトを運営する英国の「CiteAb 外部リンク」が主催する「2025 CiteAb Awards」において「Researchers' choice（研究者の選択）」部門および「Educational Resource of the Year（今年の教育リソース）」部門の受賞者として選出されました。優れた品質と製品ラインアップに加え、カスタマーサービスや教育コンテンツが高く評価されています。

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特長

■ モノクローナル抗体
商品名	NeutraKine® IFN beta 中和抗体（NeutraKine® anti IFN beta neutralization antibody）
品番	69013-1-Ig
タイプ	マウスモノクローナル
交差種	ヒト
アプリケーション	中和試験（Neutralization test）、ELISA
標識	非標識
別名	Fibroblast interferon, IFB, IFF, IFN beta, IFNB, IFNB1, Interferon beta, interferon, beta 1, fibroblast
GeneID （遺伝子データベース情報）	3456
抗原	IFN beta Humankine® 組換えタンパク質（品番：HZ-1298）
アイソタイプ	IgG1
バッファー	Sterile PBS.
精製方法	Protein G purification
中和活性（ND50）	The ND50 is typically 5-20 ng/mL.
保存方法	凍結乾燥品としてお届けします。 -20 ℃で保管してください。

使用例

■ NeutraKine® IFN beta モノクローナル抗体（品番：69013-1-Ig）

Recombinant IFN beta (Cat.NO. HZ-1298) inhibits TF-1 cell proliferation at dose dependent manner (blue curve, refer to bottom X-left Y). The activity of human IFN beta (10 ng/mL HZ-1298) is neutralized by mouse anti-human IFN beta monoclonal antibody 69013-1-Ig at serial dose (red curve, refer to top X-right Y). The ND50 is typically 5-20 ng/mL.

図1
Recombinant IFN beta (Cat.NO. HZ-1298) inhibits TF-1 cell proliferation at dose dependent manner (blue curve, refer to bottom X-left Y). The activity of human IFN beta (10 ng/mL HZ-1298) is neutralized by mouse anti-human IFN beta monoclonal antibody 69013-1-Ig at serial dose (red curve, refer to top X-right Y). The ND50 is typically 5-20 ng/mL.

■ 全ての評価データはこちらから閲覧できます

「NeutraKine® IFN beta 中和抗体（品番：69013-1-Ig）」検証データ

NeutraKine® IFN beta 中和抗体

■ モノクローナル抗体（100 UG包装は国内在庫あり※）

NeutraKine® 中和抗体

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
Anti IFN beta, NeutraKine^(R), Trial Size: 25 UG, Human (Mouse) Unlabeled, 2C6E5	PGI	69013-1-IG	25 UG	￥23,000
Anti IFN beta, NeutraKine^(R), Human (Mouse) Unlabeled, 2C6E5	PGI	69013-1-IG	100 UG	￥67,000