- 骨芽細胞(ラット・マウス)
本細胞は、ラット頭蓋骨骨片より遊走してくる骨芽細胞の初代培養細胞です。
現在多くの骨芽細胞様の株化細胞が樹立されていますが、必ずしも生体内での骨芽細胞の機能がin vitroですべて発現しているとは限りません。本細胞は、初代培養細胞なので、生体内の機能が保持されており、骨芽細胞の活性調節機構の解明、骨形成実験などに有用です。
- 骨形成培養キット(マウス)
骨形成培養キット(マウス)は、マウス骨髄から精製した細胞群と2種類の培養用メディウムを組み合わせた細胞培養キットです。 増殖用メディウムで増殖させた細胞を骨形成メディウムで骨芽細胞へと分化誘導しカルシウム沈着させることができます。
コスモ・バイオの破骨細胞は、M-CSF と RANKL の存在下で骨髄細胞から破骨細胞へと分化誘導します。また、播種時に象牙質切片もしくはオステオアッセイプレート上で培養することで、骨吸収窩が形成し骨吸収能を評価することができます。
- 破骨細胞(マウス/ラット)
マウスまたはラットの成熟動物の骨髄組織由来の破骨細胞です。破骨細胞形成実験、ピットフォーメーションアッセイに有用です。
- 破骨細胞(ヒト)
ヒト由来の骨髄単核球から選択的増殖法を用いて調製した破骨前駆細胞です。高い分化効率を持ち、象牙質切片を用いたピットフォーメーションアッセイでは明瞭な骨吸収窩を形成します
- TRAP染色キット
破骨細胞のマーカー「酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ(Tartrate-Resistant Acid Phosphatase;TRAP)」を用いた染色キットです。
- アルカリホスファターゼ染色キット
骨芽細胞や骨髄細胞から骨形成へ分化させた細胞のマーカーであるアルカリホスファターゼを染色するキットです。
- 石灰化染色キット
石灰化骨結節を染色するキットです。骨形成を担っている骨芽細胞は、分化の程度によってアルカリホスファターゼ、オステオカルシンなどが経時的に増加し、カルシウムが沈着した骨結節を形成することが知られています。本キットは、カルシウムに対し結合する色素・アリザリンレッドS を成分とする染色キットで、簡便に石灰化した骨結節を染色することができます。
- Stains All ゲル染色キット
骨、歯等には石灰化を制御しているタンパク質であるオステオカルシン、オステオポンチン、BSPII 等の酸性タンパク質が多く含まれています。本キットは、従来の染色方法では染色が難しかった「強酸性タンパク質」も、感度よく染色します。
- 骨吸収活性評価キット
蛍光標識コンドロイチン硫酸(FACS)にて標識したリン酸カルシウム固層化プレート上で破骨細胞を培養し、骨吸収作用により培養上清中に溶出した蛍光を測定する方法です。従来のpitアッセイと異なり、pitの面積等を測定する必要がなく、破骨細胞によるリン酸カルシウム基質の吸収活性を簡便に評価できます。
- TRAP活性測定キット
本キットは破骨細胞由来の活性化したTRAP5bを特異的に測定することができます(非活性なTRAPやフラグメントなどは検出しません)。
- オステオプロテグリン(OPG/OCIF)測定ELISAキット
破骨細胞形成抑制因子(OCIF)とも呼ばれる分泌型のサイトカイン(オステオプロテグリン(OPG))を測定するELISAキットです。
- RatLaps™ CollagenI(CTX-I)測定キット
破骨細胞による骨吸収の際、骨基質(I型コラーゲン)が分解され、その分解産物であるI型コラーゲン架橋C末端テロペプチド(CTX-I)が血中に放出されるため、CTX-Iは骨吸収のマーカーとして用いられています。本商品は、ラットやマウスの血清中ならびに尿のI型コラーゲン架橋C末端テロペプチド(CTX-I)の測定キットです。
- 骨代謝マーカー測定キット
Immunodiagnostic Systems Limited社では、形成および分解の過程を反映する骨および軟骨代謝回転マーカーのパネルを提供しています。
- ヒト破骨細胞を用いた骨吸収活性抑制試験 受託サービス
ヒト破骨細胞を約2週間培養し、被験物質が破骨細胞の骨吸収活性に及ぼす影響について経時的・定量的に評価する受託サービスです。
骨吸収異常に対する治療薬のスクリーニングや作用機序の解明、骨代謝基礎研究、骨吸収を伴う炎症性疾患などの研究にご利用ください。