• ホーム
  • 膜再編成因子としてのリポカリン2

膜再編成因子としてのリポカリン2

Lipocalin 2 as a Membrane-Reorganizing Agent

Perspectives

Sci. Signal., 12 August 2014
Vol. 7, Issue 338, p. pe19
DOI: 10.1126/scisignal.2005563

Daniel Lingwood*

Ragon Institute of Massachusetts General Hospital, Massachusetts Institute of Technology, and Harvard University, 400 Technology Square, Cambridge, MA 02139, USA.

* Corresponding author. E-mail: dlingwood@mgh.harvard.edu

要約 リポカリンは、免疫系、神経系、およびがんを含む多様な状況において、疎水性分子を除去するタンパク質のクラスである。Watanabeらによる最近の研究では、雌マウス生殖管により産生されるリポカリン2が、受精に備えて精子の膜特性を変化させる、精子に受精能力を獲得させる物質として同定された。リポカリンが原形質膜生物活性の一般的な調節因子として働く可能性を議論する。

D. Lingwood, Lipocalin 2 as a Membrane-Reorganizing Agent. Sci. Signal. 7, pe19 (2014).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signaling オリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る

2014年8月12日号

Editor's Choice

代謝
Notchの抑制によりベージュ脂肪細胞を増やす

Research Article

神経膠芽腫におけるEGFRと炎症性サイトカインTNFαの両方によるがん化シグナル伝達はaPKCの標的化によって無効になる

IV型コラーゲンは接着Gタンパク質共役受容体GPR126の活性化リガンドである

チロシンキナーゼLynは形質細胞のサイトカイン応答性を制限してマウスにおける蓄積を制限する

Perspectives

膜再編成因子としてのリポカリン2

最新のPerspectives記事

2017年7月4日号

発見から25年強が過ぎたAKTに関する展望

2016年10月18日号

WNKキナーゼに固有の構造的特徴を活用して治療的阻害を達成する

2016年4月26日号

Ca2+透過性AMPA受容体、キナーゼPKAおよびホスファターゼPP2BはシナプスのLTPおよびLTDにおいてどのような結び付きがあるか

2016年4月5日号

IP3受容体:4つのIP3でチャネルを開く

2015年11月3日号

発がん性PI3Kαが乳房上皮細胞の多能性を促進する