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IV型コラーゲンは接着Gタンパク質共役受容体GPR126の活性化リガンドである

Type IV collagen is an activating ligand for the adhesion G protein–coupled receptor GPR126

Research Article

Sci. Signal., 12 August 2014
Vol. 7, Issue 338, p. ra76
DOI: 10.1126/scisignal.2005347

Kevin J. Paavola1, Harwin Sidik1, J. Bradley Zuchero2, Michael Eckart3, and William S. Talbot1,*

1 Department of Developmental Biology, Stanford University School of Medicine, Stanford, CA 94305, USA.
2 Department of Neurobiology, Stanford University School of Medicine, Stanford, CA 94305, USA.
3 Protein and Nucleic Acid Facility, Stanford University School of Medicine, Stanford, CA 94035, USA.

* Corresponding author. E-mail: wtalbot@stanford.edu

要約 GPR126は、様々な器官の発生に不可欠なオーファンヘテロ三量体グアニンヌクレオチド結合タンパク質(Gタンパク質)共役受容体(GPCR)である。われわれは、基底膜の主成分であるIV型コラーゲンが、Gpr126に結合し、そのシグナル伝達機能を活性化することを見いだした。IV型コラーゲンは、分化にGpr126の活性を必要とするげっ歯類シュワン細胞および外因性のGpr126を発現するヒト胎児由来腎臓(HEK)293細胞において環状アデノシン一リン酸の産生を刺激した。IV型コラーゲンは、CUB(補体、Uegf、Bmp1)およびペントラキシンドメインを含むGpr126の細胞外アミノ末端領域に特異的に結合した。アミノ末端領域全体を欠くGpr126は恒常的に活性化しており、この領域がシグナル伝達を阻害すること、および、リガンドの結合がこの阻害を解き受容体活性を刺激することが示唆された。CUBおよびペントラキシンドメインの後でGpr126を切断するゼブラフィッシュの新規変異体では、末梢神経および内耳の発生が損なわれた。このように、われわれの発見は、IV型コラーゲンをGPR126の活性化リガンドとして同定し、その活性化機構を明らかにし、これまで認められていなかった基底膜におけるIV型コラーゲンのシグナル伝達機能に光を当てた。

K. J. Paavola, H. Sidik, J. B. Zuchero, M. Eckart, and W. S. Talbot, Type IV collagen is an activating ligand for the adhesion G protein–coupled receptor GPR126. Sci. Signal. 7, ra76 (2014).

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