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阻害物質の阻害物質を阻害する:制御性T細胞の機能を高めるためにPKC-θを遮断する

Inhibiting the Inhibitor of the Inhibitor: Blocking PKC-θ to Enhance Regulatory T Cell Function

Perspectives

Sci. Signal., 27 July 2010
Vol. 3, Issue 132, p. pe24
[DOI: 10.1126/scisignal.3132pe24]

Kole T. Roybal1 and Christoph Wülfing1,2*

1 Department of Immunology, University of Texas Southwestern Medical Center, Dallas, TX 75390, USA.
2 Department of Cell Biology, University of Texas Southwestern Medical Center, Dallas, TX 75390, USA.

* Corresponding author. E-mail: christoph.wuelfing@utsouthwestern.edu

要約:プロテインキナーゼC q(PKC-θ)は、T細胞に発現される多くのPKCアイソフォームの1つであり、成熟エフェクターT細胞の活性化にとって重要である。T細胞活性化の際 に、PKC-θは、T細胞および細胞の活性化相互作用相手、すなわち抗原提示細胞またはその合成基質、の界面に動員される。新たな証拠から、エフェクター T細胞の機能を抑制するT細胞サブセットである制御性T細胞では、PKC-θの機能が異なることが確立された。制御性T細胞では、PKC-θはその細胞の 機能を抑制し、興味深いことに、細胞の活性化界面から隔離されている。この発見から、皆の関心を呼ぶいくつかの疑問が提起される。PKC-θの機能は、他 のPKCファミリーメンバーの機能と重複しているのか? エフェクターT細胞と制御性T細胞の類似するシグナル伝達系における機能的に重要な違いは何か?  制御性T細胞におけるPKC-θの多岐にわたる局在化が機能を推進するのか?

K. T. Roybal, C. Wülfing, Inhibiting the Inhibitor of the Inhibitor: Blocking PKC-{theta} to Enhance Regulatory T Cell Function. Sci. Signal. 3, pe24 (2010).

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