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1型コルチコトロピン放出因子受容体と共役するGタンパク質の切替えがてんかん脳における興奮性を促進する

A switch in G protein coupling for type 1 corticotropin-releasing factor receptors promotes excitability in epileptic brains

Research Article

Sci. Signal. 14 Jun 2016:
Vol. 9, Issue 432, pp. ra60
DOI: 10.1126/scisignal.aad8676

Chakravarthi Narla1,2, Tanner Scidmore1,2, Jaymin Jeong1,3, Michelle Everest1, Peter Chidiac2,4, and Michael O. Poulter1,2,3,*

1 Molecular Medicine Research Group, Robarts Research Institute, Schulich School of Medicine, University of Western Ontario, London, Ontario N6A 5K8, Canada.
2 Department of Physiology and Pharmacology, Schulich School of Medicine, University of Western Ontario, London, Ontario N6A 3K7, Canada.
3 Graduate Program in Neuroscience, Schulich School of Medicine, University of Western Ontario, London, Ontario N6A 5K8, Canada.
4 Department of Biology, Schulich School of Medicine, University of Western Ontario, London, Ontario N6A 3K7, Canada.

*Corresponding author. Email: mpoulter@robarts.ca

要約

不安とストレスは、てんかん発作の頻度を増加させる。これらの行動状態は、中枢神経系においてストレスに対する多数の行動応答を調整する、アミノ酸40個から成る神経伝達ペプチドであるコルチコトロピン放出因子(CRF)の分泌を誘発する。もっとも発作原性が高い脳領域の1つである梨状皮質において、CRFは、通常は興奮性を抑制する。対照的に、側頭葉てんかんのモデルとなる、キンドリングに曝されたラットでは、CRFが梨状皮質の興奮性を増加させた。キンドリングに曝されていないラットでは、CRFは、その受容体であるGタンパク質(ヘテロ三量体グアノシン三リン酸結合タンパク質)共役受容体を活性化させ、Gαq/11を介する経路を通じてシグナルを伝達する。発作誘発後には、CRFシグナル伝達は、Gαsが関与する経路を介して生じた。このようなシグナル伝達の変化は、Gタンパク質シグナル伝達調節因子タンパク質2型(RGS2)の存在量低下を伴った。RGS2は、Gαs依存性シグナル伝達を阻害することが報告されている。RGS2ノックアウトマウスは、てんかんラットと同じようにCRFに応答した。これらの観察結果は、発作によって神経シグナル伝達が変化し、有益なストレス応答がてんかんの誘因に変換されることで、発作発生が増加する可能性があることを示している。

Citation: Citation: C. Narla, T. Scidmore, J. Jeong, M. Everest, P. Chidiac, M. O. Poulter, A switch in G protein coupling for type 1 corticotropin-releasing factor receptors promotes excitability in epileptic brains. Sci. Signal. 9, ra60 (2016).

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2016年6月14日号

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