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可逆的EMTおよびMETは妊娠分娩時の羊膜リモデリングを仲介する

Reversible EMT and MET mediate amnion remodeling during pregnancy and labor

Research Article

Sci. Signal. 11 Feb 2020:
Vol. 13, Issue 618, eaay1486
DOI: 10.1126/scisignal.aay1486

Lauren S. Richardson1,2, Robert N. Taylor3, and Ramkumar Menon1,*

  1. 1 Division of Maternal-Fetal Medicine and Perinatal Research, Department of Obstetrics and Gynecology, University of Texas Medical Branch at Galveston, Galveston, TX, USA.
  2. 2 Department of Neuroscience, Cell Biology and Anatomy, University of Texas Medical Branch at Galveston, Galveston, TX, USA.
  3. 3 Division of Reproductive Endocrinology and Infertility, Department of Obstetrics and Gynecology, University of Utah, Salt Lake City, UT, USA.

* Corresponding author. Email: ram.menon@utmb.edu

要約

羊膜は、妊娠中に改変され、そこに含まれる成長中の胎児を保護し、特に、分娩直前および分娩時に動的である。超微細構造、免疫組織化学、およびウェスタンブロット分析を組み合わせることにより、分娩時のヒトおよびマウスの羊膜が、部分的に、酸化ストレスに応答するp38マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)経路により媒介される上皮間葉転換(EMT)の影響を受けることがわかった。未陣痛、帝王切開分娩の羊膜から確立された初代ヒト羊膜上皮細胞培養は、酸化ストレスへの曝露後にEMTを示し、妊娠維持ホルモン、プロゲステロン(P4)は、このプロセスを逆転させた。酸化ストレスまたはトランスフォーミング成長因子-β(TGF-β)は、TGF-β-活性化キナーゼ1結合タンパク質1(TAB1)およびp38 MAPKに依存する様式でEMTを刺激した。P4は、プロゲステロン受容体膜成分2(PGRMC2)およびc-MYCを介して、初代ヒト羊膜間葉細胞(AMC)において逆転換であるMETを刺激した。われわれの結果は、羊膜細胞が上皮と間葉の状態間で動的に転換して羊膜の完全性を維持し、膜の損傷を修復すること、また、炎症および機械的損傷に応答して出産まで胎児を保護することを示している。不可逆的なEMTおよびAMCの蓄積は、出産時の羊膜の特徴である。

Citation: L. S. Richardson, R. N. Taylor, R. Menon, Reversible EMT and MET mediate amnion remodeling during pregnancy and labor. Sci. Signal. 13, eaay1486 (2020).

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