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NF-κBの活性化は腱治癒のリモデリング期まで続き、筋線維芽細胞の生存を促進する

NF-κB activation persists into the remodeling phase of tendon healing and promotes myofibroblast survival

Research Article

Sci. Signal. 17 Nov 2020:
Vol. 13, Issue 658, eabb7209
DOI: 10.1126/scisignal.abb7209

Katherine T. Best1, Anne E. C. Nichols1, Emma Knapp1, Warren C. Hammert1, Constantinos Ketonis1, Jennifer H. Jonason1, Hani A. Awad1,2, and Alayna E. Loiselle1,2,*

  1. 1 Center for Musculoskeletal Research, Department of Orthopaedics and Rehabilitation, University of Rochester Medical Center, Rochester, NY 14642, USA.
  2. 2 Department of Biomedical Engineering, University of Rochester, Rochester, NY 14627, USA.

* Corresponding author. Email: alayna_loiselle@urmc.rochester.edu

要約

組織修復の初期には炎症が必要であるものの、炎症の持続は線維化に寄与する。急性腱損傷はしばしば線維化機構を介して治癒するが、このような治癒は再生および機能の回復を妨げる。この治癒プロセスには核因子κB(NF-κB)シグナル伝達が媒介する炎症が関与していることから、われわれは、腱治癒過程における古典的NF-κBシグナル伝達の空間的、時間的および細胞種特異的な活性化プロファイルを検討した。マウスにおいてNF-κBシグナル伝達は腱のリモデリング期を含む治癒相全体で維持され、ScleraxisScx)系譜の腱細胞および筋線維芽細胞が、NF-κB活性化を修復後期まで継続させる主要な細胞集団であった。われわれはヒト腱の瘢痕組織において、筋線維芽細胞のNF-κB活性化が持続していることを確認した。マウスのScx系譜細胞において古典的NF-κBキナーゼIKKβを欠損させるとアポトーシスが亢進し、腱修復後期には基質タンパク質ペリオスチンの沈着が認められた。このことは、持続的NF-κBシグナル伝達が筋線維芽細胞の生存および線維化の進行を促す可能性を示唆している。これと一致して、ヒト腱瘢痕試料中の筋線維芽細胞は対照組織と比較し、生存促進性のシグナル伝達が亢進していた。まとめるとこれらのデータは、NF-κBが炎症依存性の機能と、NF-κBを介した細胞生存などの炎症非依存性の両方の機能を通じて、腱の線維化治癒に寄与する可能性を示唆している。

Citation: K. T. Best, A. E. Nichols, E. Knapp, W. C. Hammert, C. Ketonis, J. H. Jonason, H. A. Awad, A. E. Loiselle, NF-κB activation persists into the remodeling phase of tendon healing and promotes myofibroblast survival. Sci. Signal. 13, eabb7209 (2020).

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