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Tim-3の共刺激活性にはAktおよびMAPKシグナル伝達とTim-3の免疫シナプスへの動員が必要である

The costimulatory activity of Tim-3 requires Akt and MAPK signaling and its recruitment to the immune synapse

Research Article

Science Signaling 15 Jun 2021:
Vol. 14, Issue 687, eaba0717
DOI: 10.1126/scisignal.aba0717

Shunsuke Kataoka1,2,3†, Priyanka Manandhar1,3†, Judong Lee1‡, Creg J. Workman1, Hridesh Banerjee1, Andrea L. Szymczak-Workman1, Michael Kvorjak4, Jason Lohmueller4, Lawrence P. Kane1*

  1. 1 Department of Immunology, University of Pittsburgh, Pittsburgh, PA 15261, USA.
  2. 2 Asahi Kasei Pharma Corporation, Shizuoka, Japan.
  3. 3 Graduate Program in Microbiology and Immunology, University of Pittsburgh, Pittsburgh, PA 15261, USA.
  4. 4 Department of Surgery, Hillman Cancer Center, University of Pittsburgh, Pittsburgh, PA 15261, USA.

* Corresponding author. Email: lkane@pitt.edu

† These authors contributed equally to this work.

‡ Present address: Department of Microbiology and Immunology, Emory University, Atlanta, GA 30322, USA.

要約

膜貫通タンパク質Tim-3の発現は、慢性感染時や固形腫瘍など、慢性的な活性化を受けている調節不全のT細胞で増加する。したがって、Tim-3は一般的に抑制性タンパク質と考えられている。以前われわれと他のグループは、T細胞(および他の細胞)において、ある状況下でTim-3がリボソームS6タンパク質のリン酸化の増強を含む逆説的な共刺激活性を発揮することを報告した。ここでは、T細胞におけるS6タンパク質リン酸化のTim-3を介した増加を制御する上流のシグナル伝達経路を調べた。また、T細胞免疫シナプスに対するTim-3の局在と、下流のシグナル伝達に及ぼすその影響を示した。免疫シナプスへのTim-3の動員は、膜貫通ドメインによってのみ媒介され、そのドメインの置換により、T細胞受容体(TCR)依存性S6リン酸化を共刺激するTim-3の能力が損なわれた。さらに、キメラ抗原受容体の免疫シナプスへのTim-3細胞質ドメインの強制的な局在化は、依然としてT細胞の活性化を可能にした。合わせると、これらの知見は、Tim-3が急性条件下でTCR近位シグナル伝達を増強するモデルと一致する。

Citation: S. Kataoka, P. Manandhar, J. Lee, C. J. Workman, H. Banerjee, A. L. Szymczak-Workman, M. Kvorjak, J. Lohmueller, L. P. Kane, The costimulatory activity of Tim-3 requires Akt and MAPK signaling and its recruitment to the immune synapse. Sci. Signal. 14, eaba0717 (2021).

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