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E-カドヘリンの機械的シグナル伝達はADAMを介するリガンド放出を誘導することによって上皮単層においてEGFR-ERKシグナル伝達を活性化する

E-cadherin mechanotransduction activates EGFR-ERK signaling in epithelial monolayers by inducing ADAM-mediated ligand shedding

Research Article

SCIENCE SIGNALING
13 May 2025 Vol 18, Issue 886
DOI: 10.1126/scisignal.adr7926

Ronja M. Houtekamer1, Mirjam C. van der Net1, Marjolein J. Vliem1, Tomas E. J. C. Noordzij1, Lisa van Uden1, Robert M. van Es1, 2, Joo Yong Sim3, 4, †, Eriko Deguchi5, Kenta Terai5, Matthew A. Hopcroft3, 4, Harmjan R. Vos1, 2, Beth L. Pruitt3, 4, Michiyuki Matsuda5, Willem-Jan Pannekoek1, *, Martijn Gloerich1, *

  1. 1 Center for Molecular Medicine, University Medical Center Utrecht and Utrecht University, Utrecht, Netherlands.
  2. 2 Oncode Institute, Utrecht, Netherlands.
  3. 3 Department of Bioengineering, University of California Santa Barbara, Santa Barbara, CA, USA.
  4. 4 Department of Mechanical Engineering, University of California Santa Barbara, Santa Barbara, CA, USA.
  5. 5 Department of Pathology and Biology of Diseases, Graduate School of Medicine, Kyoto University, Kyoto, Japan.
  6. * Corresponding author. Email: w.j.pannekoek@mcutrecht.nl (W.-J.P.); m.gloerich@umcutrecht.nl (M.G.)
  7. † Present address: Department of Mechanical Systems Engineering, Sookmyung Women’s University, Seoul, Republic of Korea.

Editor's summary

キナーゼERKの機械的に誘導される活性化は、上皮の恒常性と形態形成に重要である。Houtekamerらは、ERKが培養上皮単層の伸展時に活性化されることを見出した(PotoczkyとYapによるFocusを参照)。伸展刺激誘導性のERK活性化は、上皮成長因子受容体(EGFR)のリガンドを介する活性化によって駆動され、接着結合タンパク質のE-カドヘリンと、EGFRリガンドの放出を媒介するADAMプロテアーゼの活性化に依存した。これらの結果は、細胞間結合を介して伝達される機械的張力が、EGFRリガンドの放出を促進することによって、ERK活性化を引き起こしうることを示している。—Annalisa M. VanHook

要約

細胞の挙動は、細胞に及ぼされる機械力などの、局所環境から生じるシグナルによって支配される。力は機械感受性タンパク質によって伝達され、成長因子によっても活性化されるシグナル伝達カスケードに作用することがある。われわれは、上皮単層を用いて、細胞内シグナル伝達ネットワークの制御における機械的シグナルと生化学的シグナルのクロストークを検討した。機械的歪みを加えた上皮単層におけるリン酸化プロテオームおよびトランスクリプトーム解析では、歪みによって誘導される主なシグナル伝達事象として、上皮成長因子受容体(EGFR)の下流での細胞外シグナル制御キナーゼ(ERK)の活性化が明らかになった。歪みによって誘導されるEGFR-ERKシグナル伝達は、機械感受性のE-カドヘリン接着に依存した。近接標識により、可溶性EGFRリガンドの放出を媒介する酵素であるメタロプロテアーゼのADAM17が、E-カドヘリンと密接に関連することが示された。われわれが開発した、ADAM介在性放出をモニタリングするプローブにより、機械的歪みがADAM活性化を引き起こすことが示された。機械的に誘導されるADAM活性化は、機械感受性のE-カドヘリン依存性EGFR-ERKシグナル伝達に不可欠であった。総合すると、われわれのデータは、E-カドヘリンの接着によって伝達される機械的歪みが、EGFRリガンドの放出を引き起こし、下流のERK活性を刺激することを示している。われわれの結果は、機械的シグナルと生化学的リガンドが、直線的なシグナル伝達カスケード内で作用する仕組みを明らかにするものである。

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