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状況依存性がTGFβスーパーファミリーのシグナル伝達の将来の研究を導く

Matters of context guide future research in TGFβ superfamily signaling

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Sci. Signal. 20 Oct 2015:
Vol. 8, Issue 399, pp. re10
DOI: 10.1126/scisignal.aad0416

Rosemary J. Akhurst1,* and Richard W. Padgett2

1 Helen Diller Family Comprehensive Cancer Center and Department of Anatomy, University of California at San Francisco, San Francisco, CA 94158–9001, USA.
2 Waksman Institute, Department of Molecular Biology and Biochemistry, and Cancer Institute of New Jersey, Rutgers University, Piscataway, NJ 08854–8020, USA.

* Corresponding author. E-mail: rosemary.akhurst@ucsf.edu

要約  SMAD依存性のトランスフォーミング増殖因子β(TGFβ)スーパーファミリーのシグナル伝達経路という高度に保存された配線は、その構成部品の分子が発見されて以降、この20年間にマッピングされてきた。これとは別に、SMAD非依存性の生物学的応答を誘発する、TGFβで活性化されるシグナル伝達経路も多数存在する。しかし、よく知られているTGFβシグナル伝達アウトプットの状況依存性の原因となる分子機構は、未だ盛んに研究が行われている、しばしば混乱のみられる研究分野であり、このメカニズムからその他のシグナル伝達経路の調節に関係するプロトタイプが得られる。第9回FASEB学会The TGFβ Superfamily: Signaling in Development and DiseaseTGFβスーパーファミリー:発達および疾患におけるシグナル伝達(2015年7月12〜17日、コロラド州Snowmass)で発表された発見に注目し、本レビューでは、TGFβシグナル伝達アウトプットの状況に応じた性質の豊富さに関する研究を概説し、治療法の進歩のための手掛かりを提供する。

Citation: R. J. Akhurst, R. W. Padgett, Matters of context guide future research in TGFβ superfamily signaling. Sci. Signal. 8, re10 (2015).

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2015年10月20日号

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