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免疫シナプスの樹状細胞側の機能とは?

What Is the Function of the Dendritic Cell Side of the Immunological Synapse?

Reviews

Sci. Signal., 19 January 2010
Vol. 3, Issue 105, p. re2
[DOI: 10.1126/scisignal.3105re2]

José Luis Rodríguez-Fernández*, Lorena Riol-Blanco, and Cristina Delgado-Martin

Centro de Investigaciones Biológicas, Consejo Superior de Investigaciones Cientificas, C/ Ramiro de Maeztu, 9, 28040 Madrid, Spain.

† These authors contributed equally to this work.

* Corresponding author. E-mail, rodrifer@cib.csic.es

要約:適応免疫応答では、リンパ節において、成熟樹状細胞(DC)とCD4+ T細胞のあいだに免疫シナプス(IS)と呼ばれる特化した界面が形成されなければならない。ISには、そのDC側(IS-DC)とT細胞側(IS-T)の 両方で細胞表面分子と細胞質分子によって形成される、組織化されたモチーフが関与する。ISの機能に関するほとんどの研究では、IS-Tが中心に扱われて いる。しかし、IS全体の機能を解明するには、IS-DCの役割に関する知見を得ることも必要である。活性化と同時にリンパ節を離れて循環に戻るT細胞と は異なり、DCは大部分がリンパ節領域でアポトーシスを起こし、死滅する。この後者の観察結果と、数時間に及ぶことも知られるISの安定性は、IS-DC の機能の1つがDCのアポトーシスの一時的な抑制であり、それによってリンパ節におけるクローン性T細胞の活性化を可能にするのではないかという仮説と一 致している。本稿では、この仮説を裏付ける実験データを検討するとともに、IS-DCはISの機能に寄与するシグナル伝達領域であるという概念について論 じる。

J. L. Rodríguez-Fernández, L. Riol-Blanco, C. Delgado-Martín, What Is the Function of the Dendritic Cell Side of the Immunological Synapse? Sci. Signal. 3, re2 (2010).

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