■ VHH抗体とは?
VHH抗体は、Nanobody® としても知られるラクダ科動物の「重鎖抗体(Heavy chain-only antibody)」由来の抗原結合ドメインです。一般的な抗体と比べて、10分の1程度とサイズが小さく、高い特異性と親和性を示すことで知られます。

図. ラクダ科動物のユニークな重鎖抗体・VHH

図. 従来の1/10ほどの分子量
■ NanoBooster®/NanoLabel®とは?
Nano-Booster(ナノブースター)およびNano-Label(ナノラベル)は、蛍光タンパク質や細胞内タンパク質を標識する蛍光プローブです。蛍光色素(Alexa Fluor®またはAtto色素)に共有結合したVHH抗体で構成されます。抗体サイズが小さいため、高浸透性かつ高解像なイメージングに寄与し、免疫蛍光染色(IF)を中心としたアプリケーションに利用できます。
- IF(免疫蛍光染色)/ ICC(免疫細胞化学)
- IHC(免疫組織化学)
- 超解像顕微鏡観察(SRM:Super-resolution microscopy)

図. Nano-Boosterの概要。
GFP/RFP融合タンパク質の蛍光シグナルは、細胞固定後に減少します。蛍光シグナルの増幅にGFP/RFP-Booster®を利用できます。
■ Proteintech Group(プロテインテック)とは?
Proteintech Group, Inc.(プロテインテック)社は、2001年に設立された抗体製造メーカーです。現在までに、米国本社の他、英国、中国、ドイツ、フランス、シンガポール等で支社を展開し、各国で様々なマーカー抗体、タンパク質研究用試薬を供給しています。国内におけるテクニカルサポート等は、2016年より株式会社プロテインテック・ジャパン(www.ptglab.co.jp
)が担当しています。
- 全てオリジナル商品:自社ラボで製造、検証済み(購入後1年間の交換保証付き)
- 数多くの評判:国内・海外における累計64,900報以上の論文使用実績(2022年3月現在)
- 迅速な納期:約12,500品目を当社倉庫に国内在庫!
プロテインテックグループにChromoTek®(クロモテック)が加わりました!
主に『アルパカ抗体(組換えVHH)』の製造を行う旧ChromoTek®(クロモテック、ドイツ)社(www.chromotek.com
)は、2020年10月よりProteintech Group(プロテインテック 、米国)ブランドの一部になりました。緑色蛍光タンパク質(GFP)の免疫沈降(IP)実験で3,030報以上の文献実績を有する GFP-Trap® をはじめ、アルパカ由来の組換えVHH抗体は、高い親和性、特異性、および安定性を発揮します。