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足場タンパク質プロヒビチンはマスト細胞の抗原刺激シグナル伝達に必要

The Scaffold Protein Prohibitin Is Required for Antigen-Stimulated Signaling in Mast Cells

Research Article

Sci. Signal., 10 September 2013
Vol. 6, Issue 292, p. ra80
[DOI: 10.1126/scisignal.2004098]

Do Kyun Kim1*, Hyuk Soon Kim1*, A-Ram Kim1, Geun Hyo Jang1, Hyun Woo Kim1, Young Hwan Park1, Bokyung Kim1, Yeong Min Park1, Michael A. Beaven2, Young Mi Kim3, and Wahn Soo Choi1†

1 Department of Immunology and Physiology and Functional Genomics Institute, College of Medicine, Konkuk University, Chungju 380-701, Korea.
2 Laboratory of Molecular Immunology, National Heart, Lung, and Blood Institute, National Institutes of Health, Bethesda, MD 20892, USA.
3 College of Pharmacy, Duksung Women’s University, Seoul 132-714, Korea.

* These authors contributed equally to this work.

† Corresponding author. E-mail: wahnchoi@kku.ac.kr

要約:タンパク質プロヒビチン(PHB)は、細胞シグナル伝達、転写調節、およびミトコンドリア機能を含む、様々な細胞過程に関与している。われわれは、PHBが、抗原に対するアレルギー反応にきわめて重要なマスト細胞の細胞内顆粒に多く存在することを見出した。そこで、抗原結合性免疫グロブリンE(IgE)の高親和性受容体であるFcεRIを介したシグナル伝達にPHBが役割を果たすかどうかを検討した。PHBに特異的な低分子干渉RNA(siRNA)は、in vitroにおいて、マスト細胞による抗原を介したシグナル伝達、脱顆粒、およびサイトカイン分泌を阻害した。PHBのノックダウンにより、チロシンキナーゼSykとFcεRIの抗原依存性の会合が抑制され、Sykの活性化が阻害された。細胞分画研究から、PHBは、抗原に応答して細胞内顆粒から細胞膜の脂質ラフトに移行することが明らかになり、PHBのノックダウンにより、脂質ラフト内へのFcεRIγおよびSykの移動が抑制された。抗原曝露後の早期にLynによるPHBのチロシンリン酸化が観察され、PHBの点変異から、SykのFcεRIγへの動員およびマスト細胞の活性化にはTyr114およびTyr259が必要であることが示された。マウスでは、PHBに特異的なsiRNAは、抗原により開始されるマスト細胞の脱顆粒、受動皮膚アナフィラキシー、および受動全身性アナフィラキシーを阻害した。合わせると、これらの結果から、PHBは、in vivoでのFcεRIを介したマスト細胞の活性化およびアレルギー反応に必要不可欠であることが示唆され、PHBがアレルギー性疾患の治療のための治療標的として働くかもしれない可能性が提起される。

D. K. Kim, H. S. Kim, A.-R. Kim, G. H. Jang, H. W. Kim, Y. H. Park, B. Kim, Y. M. Park, M. A. Beaven, Y. M. Kim, W. S. Choi, The Scaffold Protein Prohibitin Is Required for Antigen-Stimulated Signaling in Mast Cells. Sci. Signal. 6, ra80 (2013).

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