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T細胞における転写因子c-Mafの活性化はCARMA1-IKKβシグナル伝達カスケードに依存する

Activation of the Transcription Factor c-Maf in T Cells Is Dependent on the CARMA1-IKKβ Signaling Cascade

Research Article

Sci. Signal., 17 December 2013
Vol. 6, Issue 306, p. ra110
[DOI: 10.1126/scisignal.2004273]

Marzenna Blonska1,2, Donghyun Joo1,3, Roza I. Nurieva2,4, Xueqiang Zhao1,2, Paul Chiao1,2,3, Shao-Cong Sun2,3,4, Chen Dong2,4, and Xin Lin1,2,3,4*

1 Department of Molecular and Cellular Oncology, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, Houston, TX 77030, USA.
2 Center for Inflammation and Cancer, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, Houston, TX 77030, USA.
3 Cancer Biology Program, The University of Texas Graduate School of Biomedical Sciences, Houston, TX 77030, USA.
4 Department of Immunology, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, Houston, TX 77030, USA.

* Corresponding author. E-mail: xllin@mdanderson.org

要約:プロトオンコジーンc-Mafは、様々なヘルパーT(TH)細胞サブセットの分化にきわめて重要な役割を果たす転写因子である。c-Mafの量は、T細胞受容体(TCR)の刺激後に増加し、その結果、複数のサイトカインが産生される。我々は、転写因子核因子κB(NF-κB)の2つの必須制御因子、足場タンパク質CARMA1とキナーゼIKKβ[NF-κB阻害因子(IκB)キナーゼβ]が、c-Mafの活性化にもきわめて重要であることを示す。CARMA1の欠損は、T細胞におけるTCR依存性のc-Maf存在量の増加に影響を与えなかったが、CARMA1依存性のIKK複合体活性化は、c-Maf の核内移行と標的遺伝子のプロモーターへの結合に必要であった。脾臓の胚中心においてB細胞を助ける濾胞性ヘルパーT(TFH)細胞の発達に果たす役割と一致して、CARMA1またはIKKβ欠損マウスは、ペプチド抗原により免疫化された後のTFH細胞の産生、胚中心の形成、および抗原特異的抗体の産生に障害があった。合わせると、これらのデータから、T細胞の活性化および分化中にc-Mafが制御される機構が示唆される。

M. Blonska, D. Joo, R. I. Nurieva, X. Zhao, P. Chiao, S.-C. Sun, C. Dong, X. Lin, Activation of the Transcription Factor c-Maf in T Cells Is Dependent on the CARMA1-IKKβ Signaling Cascade. Sci. Signal. 6, ra110 (2013).

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