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βバレル外膜タンパク質がmTORC2活性化を抑制し、オートファジー応答を誘導する

β-Barrel outer membrane proteins suppress mTORC2 activation and induce autophagic responses

Research Article

Sci. Signal. 27 Nov 2018:
Vol. 11, Issue 558, eaat7493
DOI: 10.1126/scisignal.aat7493

Anu Chaudhary1,2, Cassandra Kamischke1, Mara Leite1, Melissa A. Altura1, Loren Kinman1, Hemantha Kulasekara1, Marie-Pierre Blanc1, Guoxing Wang3, Cox Terhorst3, and Samuel I. Miller1,4,5,6,*

1 Department of Microbiology, University of Washington, Seattle, WA 98195, USA.
2 Department of Laboratory Medicine, University of Washington, Seattle, WA 98195, USA.
3 Division of Immunology, Beth Israel Deaconess Medical Center, Harvard Medical School, Boston, MA 02115, USA.
4 Department of Immunology, University of Washington, Seattle, WA 98195, USA.
5 Department of Medicine, University of Washington, Seattle, WA 98195, USA.
6 Department of Genome Sciences, University of Washington, Seattle, WA 98195, USA.

* Corresponding author. Email: millersi@uw.edu

要約:グラム陰性菌およびミトコンドリアの外膜には、自然免疫系によって認識される分子パターンとして機能し得る特徴的なβバレル三次構造を有するタンパク質が含まれる。本稿では、さまざまな細菌およびミトコンドリア由来の精製外膜タンパク質(OMP)がオートファジーに関連するエンドソーム酸性化、LC3B脂質化およびp62分解の誘導をもたらしたことを報告する。さらに、OMPはマクロファージおよび上皮細胞において、多タンパク質複合体であるmTORC2およびその基質であるAktのリン酸化を抑制し、すなわちそれらの活性化を抑制した。マクロファージおよび上皮細胞におけるこれらのOMP特異的応答にはそれぞれ細胞表面受容体SlamF8およびDNAタンパク質キナーゼサブユニットXRCC6が必要であった。ネズミチフス菌感染マウス骨髄由来マクロファージにOMPを添加すると細菌クリアランスが促進された。これらのデータから、炎症反応を変化させ、病原体の死滅に影響を及ぼす細菌およびミトコンドリアOMP媒介性細胞応答が特定された。

Citation: A. Chaudhary, C. Kamischke, M. Leite, M. A. Altura, L. Kinman, H. Kulasekara, M.-P. Blanc, G. Wang, C. Terhorst, S. I. Miller, β-Barrel outer membrane proteins suppress mTORC2 activation and induce autophagic responses. Sci. Signal. 11, eaat7493 (2018).

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