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フィトスフィンゴシンとCD300bの相互作用がザイモサン誘発性一酸化窒素依存性の好中球動員を促進する

The phytosphingosine-CD300b interaction promotes zymosan-induced, nitric oxide-dependent neutrophil recruitment

Research Article

Sci. Signal. 15 Jan 2019:
Vol. 12, Issue 564, eaar5514
DOI: 10.1126/scisignal.aar5514

Mariko Takahashi1, Kumi Izawa1,2, Makoto Urai3, Yoshinori Yamanishi1,4, Akie Maehara1,2, Masamichi Isobe1,2, Toshihiro Matsukawa1,5, Ayako Kaitani1,2, Ayako Takamori2, Shino Uchida2,6, Hiromichi Yamada2,7, Masakazu Nagamine2, Tomoaki Ando2, Toshiaki Shimizu2,7, Hideoki Ogawa2, Ko Okumura2, Yuki Kinjo3, Toshio Kitamura1,*, and Jiro Kitaura1,2,*

1 Division of Cellular Therapy/Division of Stem Cell Signaling, The Institute of Medical Science, The University of Tokyo, 4-6-1 Shirokanedai, Minato-ku, Tokyo 108-8639, Japan.
2 Atopy (Allergy) Research Center, Juntendo University Graduate School of Medicine, 2-1-1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113-8421, Japan.
3 Department of Chemotherapy and Mycoses, National Institute of Infectious Diseases, 1-23-1 Toyama, Shinjuku-ku, Tokyo 162-8640, Japan.
4 Department of Immune Regulation, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Tokyo Medical and Dental University, Tokyo 113-8510, Japan.
5 Department of Hematology, Hokkaido University Graduate School of Medicine, Sapporo, Hokkaido 060-0808, Japan.
6 Departments of Gastroenterology Immunology, Juntendo University Graduate School of Medicine, 2-1-1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113-8421, Japan.
7 Department of Pediatrics and Adolescent Medicine, Juntendo University Graduate School of Medicine, 2-1-1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113-8421, Japan.

* Corresponding author. Email: kitamura@ims.u-tokyo.ac.jp (T.K.); j-kitaura@juntendo.ac.jp (J.K.)

要約

ザイモサンは、酵母細胞壁の一成分であるグルカンである。今回われわれは、マウスにおいて、ザイモサン誘発性の好中球集積の基礎にある機構を検討した。受容体であるCD300bが欠損すると、ザイモサンに応答して背部空気嚢に動員される好中球の数が減少したが、Toll様受容体4(TLR4)によって認識される細菌膜成分であるリポ多糖(LPS)に対する応答では、そのような減少は認められなかった。一酸化窒素(NO)合成阻害剤によって、ザイモサンで処理した野生型マウスの空気嚢における好中球数が、CD300b−/−マウスの空気嚢と同程度まで減少した。クロドロネートリポソームで処理すると、野生型マウスにおいてNOを産生するCD300b+炎症性樹状細胞(DC)の数が減少し、それによってNO産生と好中球動員が低下した。同様に、CD300b欠損によって、ザイモサンで処理した関節腔へのNO依存性の好中球動員が低下し、結果として後の関節炎が改善した。ザイモサンの脂質成分であるフィトスフィンゴシンが、CD300bのリガンド候補として同定された。フィトスフィンゴシンは炎症性DCにおいてNO産生を刺激し、CD300b依存的に好中球動員を促進した。以上の結果を総合すると、フィトスフィンゴシンとCD300bの相互作用が、炎症性DCによるNO産生を誘発することによって、ザイモサン依存性の好中球集積を促進すること、また、CD300bが抗真菌免疫に寄与する可能性があることが示唆される。

Citation: M. Takahashi, K. Izawa, M. Urai, Y. Yamanishi, A. Maehara, M. Isobe, T. Matsukawa,A. Kaitani, A. Takamori, S. Uchida, H. Yamada, M. Nagamine, T. Ando, T. Shimizu, H. Ogawa,K. Okumura, Y. Kinjo, T. Kitamura, J. Kitaura, The phytosphingosine-CD300b interaction promotes zymosan-induced, nitric oxide-dependent neutrophil recruitment. Sci. Signal. 12, eaar5514 (2019).

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