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Patched受容体の自己誘導性のダウンレギュレーションがヘッジホッグモルフォゲンの勾配に対する細胞の感受性を調節する

Self-Induced Patched Receptor Down-Regulation Modulates Cell Sensitivity to the Hedgehog Morphogen Gradient

Research Article

Sci. Signal., 24 August 2010
Vol. 3, Issue 136, p. ra63
[DOI: 10.1126/scisignal.2001059]

Andreu Casali*

Institut de Biologia Molecular de Barcelona and Institute for Research in Biomedicine, Carrer Baldiri Reixach 10, 08028 Barcelona, Spain.

* To whom correspondence should be addressed. E-mail: actbmc@ibmb.csic.es

 

要約:モルフォゲンは、シグナル伝達の勾配を形成し、発生中のパターン形成過程を制御する。モルフォゲン応答性 の細胞は、モルフォゲンによって提供される濃度依存性の情報を感知して解釈し、発生過程の組織における遺伝子発現と細胞分化の正確なパターンを生み出す。 通常は、活性化されたリガンド結合受容体の絶対数が細胞のモルフォゲン感知を決定づける。対照的に、細胞がモルフォゲンのヘッジホッグ(Hh)を解釈する 際は、Hhの受容体であるPatched(Ptc)の結合型分子の数の非結合型分子の数に対する比が測定される。この比は、Hhの濃度とPtc分子の絶対 数の両方に依存する。本稿では、ある細胞に存在するPtcの絶対量を制御する転写後過程が勾配の解釈を調節し、その過程で受容体の自己誘導的なダウンレ ギュレーションが、リガンド結合とは独立に、モルフォゲン勾配に対する細胞の応答を決定づけることについて記述する。

A. Casali, Self-Induced Patched Receptor Down-Regulation Modulates Cell Sensitivity to the Hedgehog Morphogen Gradient. Sci. Signal. 3, ra63 (2010).

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