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翻訳後修飾の定量的質量分析:信頼への鍵

Quantitative mass spectrometry of posttranslational modifications: Keys to confidence

Reviews

Sci. Signal., 7 April 2015
Vol. 8, Issue 371, p. re5
DOI: 10.1126/scisignal.aaa6466

Marco Leo Hennrich and Anne-Claude Gavin*

Structural and Computational Biology Unit and Molecular Medicine Partnership Unit, European Molecular Biology Laboratory (EMBL), 69117 Heidelberg, Germany.

* Corresponding author. E-mail: gavin@embl.de

要約 タンパク質の翻訳後修飾(PTM)は、細胞制御の重要な段階である。PTMは、シグナルの効率的な伝達に関与し、細胞の長期記憶の基礎を形成し、細胞が急速に変化する環境に適応することを可能にする。タンパク質機能の多くの側面に影響を与える200種以上のPTMが記述されており、これらの修飾の重要性は、その調節異常に起因する疾患の数から明らかである。リン酸化、アセチル化、グリコシル化、メチル化、ユビキチン化、SUMO化など特定のPTMに関するプロテオームワイドな解析は、多くの研究室での標準的な手法となっている。われわれは、質量分析に基づく手法を用いたシステムワイドなPTM解析のいくつかの重要な側面に焦点を当てて議論する。

M. L. Hennrich and A.-C. Gavin, Quantitative mass spectrometry of posttranslational modifications: Keys to confidence. Sci. Signal. 8, re5 (2015).

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