Proteintech(PGI)社商品 FAQ・トラブルシューティング
商品詳細 「プロテインテック(Proteintech)社抗体のご紹介」
■ 培養細胞
1. 遠心分離機を予め4℃に冷却しておきます。培養細胞のペレットを4℃、1000 x g(約2000rpm)で5分間遠心します。氷冷した1 x PBSで3回洗浄し、冷却したRIPAバッファー(プロテアーゼ阻害剤入り)を加えます。通常は、ペレット106細胞当たり、RIPAバッファー100μLを加えます(遠心の前に細胞をカウントします)。より高いタンパク質濃度が必要な場合は、RIPAバッファーの容量を適宜減らしてください。ボルテックスして混合し、30分間氷上に保存します(時々ボルテックスしてください)。ステップ3に進みます。
■ 組織
2. 対象の組織を解剖し、血液の除去が必要な場合は冷却した1 x PBSで短く洗浄します。氷上で冷やしつつ、組織を小片にカットします。組織をホモジェナイザーにいれ、RIPAバッファー(プロテアーゼ阻害剤入り)を加えます。通常は、組織約10mgあたり、RIPAバッファー500μLを加えます。完全にホモジェナイズし、サンプルを30分間氷上に保存します(時々ボルテックスしてください)。ステップ3に進みます。
Top tip 1:
リン酸化タンパク質の抽出の場合は、溶解バッファーにホスファターゼ阻害剤を加えます。
■ 溶解及び保存
3. サンプルを超音波処理し、細胞又は組織を更に破壊し、DNAを切断します。サンプルに応じて超音波処理時間を調節してください。180ワットの出力で、細胞ライセートは1分間、組織ライセートは2-5分間(10秒超音波/10秒静止を1サイクルとして繰り返します)が目安です。超音波処理中サンプルは氷冷してください。
Top tip 2:
DNA分解のためのDNaseの添加は、酵素からタンパク質が汚染する可能性があるため、推奨しません。
4. 10,000 x g(半径9.5cmのローターで約9700rpm)、4℃で20分間遠心し、細胞の破片を沈殿させ、ペレットに触れないように、上清を新しいマイクロチューブに移します。
5. Bradford又はBCAタンパク質アッセイで、ライセートのタンパク質濃度を算出します。
6. サンプルは-80℃で長期間保存可能です。すぐにウェスタンブロットや免疫沈降に使用することもできます。
7. ウェスタンブロットの場合は、サンプルに4X SDSサンプルバッファーを最終濃度が1Xになるように加え、混合します。SDS-PAGEゲルにロードする前に、混合液を95℃で5分間加熱します。
■ バッファー
1 X PBS | 1000 mL |
10mM Na2HPO4 | 1.42 g |
1.8 mM KH2PO4 | 0.24 g |
137 mM NaCl | 8 g |
2.7 mM KCl | 0.2 g |
Adjust pH to 7.4 | |
Add ddH2O to 1000 mL |
RIPA溶解バッファー | 1000 mL |
50 mM Tris•HCl, pH 7.4 | 50 mL |
150 mM NaCl | 8.76 g |
1% Triton X-100 or NP-40 | 10 mL |
0.5% デオキシコール酸ナトリウム | 5 g |
0.1 % SDS | 1 g |
1 mM EDTA (0.5 M stock) | 2 mL |
10 mM NaF | 0.42 g |
Add ddH2O to 1000 mL 使用する直前に1mMになるようにPMSF及びその他のプロテアーゼ阻害剤を加える |
4X SDSサンプルバッファー | 1000 mL |
12% SDS | 120 g |
25% Glycerol | 250 mL |
150 mM Tris•HCl (pH 7.0•1M stock) | 150 mL |
0.05% Bromophenol Blue | 5 g |
6% β-mercaptoethanol | 60 mL |
Add ddH2O to 50 mL, aliquot and store at -20°C |
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