商品詳細 「酸化RNA 損傷ELISA キット(8-OHG 定量)」
対象商品: STA-325
このキットに使用されている一次抗体は、モノクローナル抗体で8-OHdGにも反応します。8-OHGを特異的に認識するために、精製されたRNAサンプルを用いることをおすすめします。尿、血清または脳脊髄液サンプルを使用する場合は、8-OHdGと8-OHGが両方検出されます。
プロトコルでは、1-5 mg/mLのRNA 50μL、つまり、トータルで50-250 μgのRNAを添加する指示があります。ご自身のサンプルがこの濃度の満たなくても、最小で6μg/well加える限り、問題ないでしょう。
セルバイオラボ社では、下記の組成の溶液をP1ヌクレアーゼの溶解に使用しています。
30 mM 酢酸ナトリウム,pH 5.2 + 5 mM 塩化亜鉛
血漿サンプルは、この8-OHG ELISAに使用するのはおすすめしていません。なぜなら、キットに用いられているこの抗体は、8-OHGと8-OHdGを区別できないからです。8-OHGレベルを決定する唯一の方法は、精製されたRNAサンプルを用いることです。8-OHGと8-OHdGが両方検出されることが問題にならないのならば、希釈した血漿サンプルを用いることができます。セルバイオラボ社では、実験の前に滴定を行い、スタンダードカーブ内に収まるようにサンプルの希釈が必要か決定することをおすすめします。
スタンダードカーブから濃度を決定するための最良の方法は、4-PLカーブフィッティングプログラムを使用することですが、ソフトウェアを持っていない場合は、Excelを使用することができます。スタンダードカーブをプロットする場合、X軸を対数スケールにし、直線または対数近似曲線を作成します。ELISAのスタンダードカーブは通常、直線にはなりませんが、サンプルが残ったポイントの間に収まる限り、高濃度と低濃度の値をカーブから除くことで直線のカーブを作成することができます。スタンダードの中間の部分は最も感度が良く、サンプルを定量するのに使用する一番良い部分です。