活性型低分子量Gタンパク質を、エフェクタータンパク質コート済みの96ウェルプレートを用いたELISAにより定量します。

少量のサンプルから、3時間以内で測定 G-LISA® 活性型低分子量Gタンパク質定量キット
- カテゴリから探す > シグナル伝達 > リン酸化/ユビキチン化/SUMO化 > GTP結合タンパク質
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特長
従来のプルダウンアッセイと比較して、以下の特長があります。
- シンプルな操作で迅速(3時間以内)に結果が得られます。
- 少量のサンプルで測定が可能です。
- 高感度かつ定量的です。
従来のプルダウンアッセイ | G-LISA® | |
---|---|---|
アッセイ時間 | 10〜12時間(2日間) | 3時間未満 |
必要な細胞(タンパク質)量 | 0.5〜2mg タンパク質 (10 cmプレート) |
10〜50 µgタンパク質 (3 cmプレート) |
ライセートの沈殿 | 必要 | 不要 |
サンプル処理能 | 10サンプルまで | 96サンプルまで (or それ以上) |
定量性 | 準定量性あり | 定量性あり |
ハイスループット処理 | × | ○ |
発光検出 | 比色検出 | |
---|---|---|
アッセイ時間 | 3時間未満 | 3時間未満 |
必要なサンプル量 | 1-25μg | 2-50μg |
検出 | ルミノメーター | 分光光度計 測定波長:490nm |
検出限界※ | 0.025ng | 0.050ng |
リニアレンジ※ | 0.025-1.0ng | 0.05-2.0ng |
CV (n=8) | 16% | 12% |
ハイスループット処理 | ○ | ○ |
※リコンビナントRhoで測定
構成内容
- 96 ウェル低分子量Gタンパク質アフィニティプレート(8well × 12strips)
- 一次抗体
- HRP標識二次抗体
- コントロールタンパク質
- 細胞溶解バッファー
- 結合バッファー
- 洗浄バッファー
- 抗原提示バッファー
- 抗体希釈バッファー
- HRP検出バッファー(A、B)
- 停止溶液(比色検出のみ)
- Precision Red™ Advanced Protein Assay
- プロテアーゼインヒビターカクテル
測定プロトコール
プロトコール例(Rho活性の測定)
文献情報
RhoA G-LISA® (colorimetric, Cat. # BK124)
Howe & Addison, 2012. Vascular Cell. 4, 1.
Yang & Kim, 2012. Biomaterials. 33, 2902-2915.
Zhou et al., 2012. Exp. Neurol. 237, 126-133.
RhoA G-LISA® (luminescence, Cat. # BK121)
Nobe et al., 2012. E. J. Pharmacol. 683, 217-225.
Wang et al., 2012. Cardiovascular Diabetology. 11, 7.
Zuo et al., 2012. J. Cell Physiol. 227, 1399-1407.
Rac1,2,3 G-LISA® (colorimetric, Cat. # BK125)
Dhaliwal et al., 2012. PLoS ONE. 7, e35046.
Deramaudt et al., 2011. Mol. Biol. Cell. 22, 964-975.
Vereyken et al., 2011. J. Neuroinflamm. 8, 58-73.
Primary cell cultures analyzed by G-LISA®
Mao and Finnemann, 2012. Mol. Biol. Cell. 23, 1104-1114.
Stubbs and Zee, 2012. Mol. Neurobiol. 46, 28-40.
Rac1 G-LISA® (luminescence, Cat. # BK126)
Sayedyahossein et al., 2012. FASEB J. doi: 10.1096/fj.12-207852.
Kikuchi et al., 2012. Oncogene. doi: 10.1038/onc.2012.46.
Rac1 G-LISA® (colorimetric, Cat. # BK128)
Greco et al., 2012. Cardiovasc. Res. doi: 10.1093/cvr/cvs204.
Montalvo-Ortiz et al., 2012. J. Biol. Chem. 287, 13228-13238.
Cdc42 G-LISA® (colorimetric, Cat. # BK127)
Chen et al., 2012. Biochem. Pharmacol. 83, 1183-1194.
Eggers et al., 2012. J. Biol. Chem. 287, 18758-18768.
Ras G-LISA® (colorimetric, Cat. # BK131)
Gil-Henn et al., 2012. Oncogene. doi: 10.1038/onc.2012.284
Tissue lysates analyzed by G-LISA®
Martinsen et al., 2012. Cell Calcium. 52, 413-421.
Boucher et al., 2012. Lab. Invest. 92, 662–675.
G-LISA® ラインアップ
G-LISA® 活性型低分子量Gタンパク質定量キット
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
RhoA G-LISA(R) Activation Assay (luminescence)![]() |
CYT | BK121 | 96 ASSAY |
¥302,000 |
RhoA G-LISA(R) Activation Assay (absorbance)![]() |
CYT | BK124 | 96 ASSAY |
¥302,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Rac1,2,3 G-LISA(R) Activation Assay Kit![]() |
CYT | BK125 | 96 ASSAY |
¥302,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Rac1 G-LISA(R) Activation Assay Kit![]() |
CYT | BK126 | 1 KIT [96 assays] |
¥302,000 |
Rac1 G-LISA(R) Activation Assay Kit![]() |
CYT | BK128 | 1 KIT [96 assays] |
¥302,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Cdc42 G-LISA(R) Activation Assay Kit![]() |
CYT | BK127 | 96 ASSAY |
¥302,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
RalA G-LISA(R) Activation Assay Kit![]() |
CYT | BK129 | 1 KIT [96 assays] |
¥302,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Ras G-LISA(R) Activation Assay Kit![]() |
CYT | BK131 | 1 KIT [96 assays] |
¥302,000 |
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ビーズが見えて確認しやすいGTPaseプルダウンアッセイ [CBL] - Arf1 / Arf6 活性アッセイキット
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■ CYTOSKELETON NEWS バックナンバー
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- 2020年4月号 生細胞におけるF-アクチンプローブ
- 2020年3月号 コロナウイルスと細胞骨格
- 2020年2月号 タウ(Tau)の将来性をMapping
- 2020年1月号 Rho GTPaseによる細胞遊走制御
- 2019年12月号 表現型プロファイリング:アクチンに焦点を当てたがん治療
- 2019年11月号 チューブリンの過剰グルタミル化、ミトコンドリア、神経変性
- 2019年9月号 細胞運動性を制御するために相互作用する膜張力とアクチン細胞骨格
- 2019年8月号 Rac1B、がん、およびRac1
- 2019年7月号 Rhoファミリー GTPases、神経可塑性、およびうつ状態
- 2019年6月号 アクチンメチオニン酸化: 動的制御の次の段階
- 2019年5月号 ミクログリアと神経変性疾患
- 2019年2月号 生細胞画像化に対するCNS疾患や障害
2018年
- 2018年12月号 アクチン細胞骨格とメカノトランスダクション(機械的シグナル伝達)
- 2018年11月号 軸索再生と細胞骨格
- 2018年10月号 ニューロンにおける微小管と極性
- 2018年8月号 Rab GTPase と 神経変性
- 2018年7月号 SUMO レスリング: バランスが全て
- 2018年6月号 なぜ K-Ras は発がん特異性を示すのか?
- 2018年5月号 治療標的としてのユビキチンプロテアソームシステム:チューブリンは関与するか?
- 2018年4月号 RhoファミリーGEFと樹状突起スパインの構造的可塑性
- 2018年3月号 βカテニンとTFC/LEF-1の翻訳後修飾による標準的なWntシグナル制御
- 2018年2月号 がん抑制遺伝子p53の翻訳後修飾による機能の調整
- 2018年1月号 自閉スペクトラム症におけるGEF Trioの役割
2017年
- 2017年12月号 プロフィリン: アクチン結合タンパク質の多機能な役割
- 2017年11月号 ミトコンドリアにおけるアセチル化:新たな考え方と治療への応用の可能性
- 2017年9月号 翻訳後修飾のアセチル化による微小管の安定化
- 2017年8月号 神経軸索におけるアクチンリングを基盤とした周期的膜骨格(PMS)
- 2017年7月号 E3ユビキチンリガーゼMdm2によるがん抑制遺伝子p53の翻訳後制御
- 2017年6月号 多能性幹細胞(PSC)での転写因子による翻訳後制御
- 2017年5月号 Arf6 GEF と癌細胞の浸潤・転移
- 2017年4月号 PTEN(Phosphatase and Tensin Homolog)による翻訳後制御
- 2017年3月号 Tau の翻訳後修飾: アルツハイマー病の治療標的
- 2017年2月号 樹状細胞の移動におけるアクチン結合タンパク質とF-アクチン
2016年
- 2016年11月/12月号 GEF を介した GTPase シグナル伝達の低分子阻害剤
- 2016年9月号 FtsZ タンパク質: 抗菌薬の新規ターゲット
- 2016年7月号 翻訳後修飾(PTM)は心臓病において細胞骨格タンパク質を調節する
- 2016年6月号 モータータンパク質キネシンと神経変性
- 2016年5月号 チロシンリン酸化は Rhoファミリー GTPase 活性を調節する
- 2016年4月号 Rac1と糖尿病: ポジティブな役割とネガティブな役割
- 2016年3月号 SUMO化: 細胞骨格タンパク質の機能を調節するレギュレーター
- 2016年1月/2月号 ビメンチン中間径フィラメント: リン酸化による調節
2015年
- 2015年8月号 タンパク質調節に不可欠な翻訳後修飾
- 2015年7月号 アクチン細胞骨格のライブセルイメージング
- 2015年6月号 有糸分裂に関わるタンパク質のSUMO化: 局在と機能
- 2015年5月号 Ras 癌の治療: 5つの有望なターゲット
- 2015年4月号 Ras 依存性の癌で注目される YAP1
- 2015年3月号 増刊号 統合失調症において遺伝子変異により誘導されるアクチン依存のシナプスの変化
- 2015年3月号 Ral GTPase を調節する翻訳後修飾
- 2015年1月/2月号 RhoA のリン酸化はシグナル伝達を調節する
- 2015年1月号 増刊号 微小管を不安定化する suprafenacine: 新規抗癌剤のリード化合物としての可能性
2014年
- 2014年12月号 増刊号 RhoA は心筋細胞におけるアクチン細胞骨格の再構成とグルコース取り込みを仲介する
- 2014年11月号 増刊号 樹状突起の形態形成: ドーパミンD1受容体 および Rho ファミリー GTPase による制御
- 2014年11月/12月号 GTPase 活性化アッセイ: アイソフォームの検出
- 2014年10月号 アルギニンの正電荷を消失させるシトルリン化
- 2014年9月号 キネシンサブドメインの探索
- 2014年9月号 増刊号 アクチン結合タンパク質コフィリンの S-ニトロシル化: 細胞移動に対する影響
- 2014年8月号 増刊号 原発性硬化性胆管炎における N-Ras 発現および活性
- 2014年8月号 SUMO化: 細胞骨格タンパク質を標的とした翻訳後修飾
- 2014年7月号 Sos/K-Ras 結合を介して Ras シグナル伝達を制御する新しい低分子阻害剤
- 2014年6月号 増刊号 頭頸部扁平上皮癌における microRNA-138 による RhoC のダウンレギュレーション
- 2014年6月号 Rho GTPase と活性酸素種: クロストークとフィードバック
- 2014年5月号 ミオシンのアセチル化はサルコメアの構造と機能を調節する
- 2014年4月号 リジンのアセチル化 - 多様な細胞プロセスの制御因子
- 2014年3月号 インテグリンを介したβ-アクチンの酸化還元制御: PDIの出現
- 2014年1/2月号 ダイニン: 一つのモーターが関わる複数の神経変性疾患
2013年
- 2013年11/12月号 ダイニン:チームとして強力に作用するモータータンパク質
- 2013年10月号 神経変性:Rhes、SUMO化、ハンチントン病
- 2013年9月号 モノユビキチン化:タンパク質調節のダイナミックなタグ
- 2013年8月号 Ras及びRhoのプレニル化による翻訳後修飾:癌創薬における役割
- 2013年7月号 アクチンが引き起こす膜突起による浸潤:コルタクチン
- 2013年6月号 アクチン修飾と細胞骨格
- 2013年5月号 微小管内部の実体
- 2013年4月号 神経変性におけるTauの多面性
- 2013年3月号 蛍光フィブロネクチンタンパク質を用いた特発性肺線維症の創薬
- 2013年1/2月号 樹状突起棘:発生におけるArf6の役割
2012年
- 2012年11/12月号 ミオシンの小分子モジュレーター
- 2012年10月号 Rhoファミリーパスウェイのユビキチン化と制御
- 2012年9月号 神経変性におけるRac1 GTPaseの機能
- 2012年8月号 上皮間葉転換(EMT)とRhoファミリー低分子量G-タンパク質の関与
- 2012年7月号 チューブリンの多重修飾:グルタミル化とグリシル化
- 2012年6月号 細胞接着のフィブロネクチン制御と原線維形成
- 2012年5月号 アクチン酸化サイクルの機能
- 2012年4月号 トラフィッキング:ArfとCdc42/Racの結合
- 2012年3月号 G-LISAを用いた心臓研究: 糖尿病性心筋症におけるRho経路に関する研究
- 2012年1月/2月号 FtsZ: 新たな抗生剤の標的となるチュ−ブリンホモログ
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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